さて、ふるえる小人が勇気を出して放った言葉


彫金やりたい人、居ますか?


そうしたらですね、なんと即座にメールが舞い込んできました。正直なところ誰かから連絡が来ると思っていなかったんです。なので、1人2人3人と連絡が来る度に真顔で驚いていました。

中には、コラボ作品を一緒につくりたいです、小人工房に来て自分で身につけるモノをつくりたいですと、大変に嬉しい連絡も頂きましたが僕の説明不足ですね、そうではなかったんです。

コラボ出来るとすれば思想であり、真鍮細工の何かをお伝えできるのはオンラインのみなんですと追記しました。

当時の僕が放とうとした真意は、誰かと一緒に作品をつくること、彫金教室・ワークショップやりまーすではなかったのです、ややこしや。簡潔に説明できない己に対する悔しさと様々な感情を抱えながらも、丁寧に返信メールを送る日々でした。

この部分については内訳のちほど説明いたします。


そんな中、異彩な光を放つメールが届きます。あい、皆様ご存知 kubus officialさん登場でございます。この時の様子はこちらの記事をご覧くださいませ。

- 創り手たちの物語 -
http://www.kobitokoubou.xyz/archives/45287977.html

先日のインスタグラム・コラボライブ内で教えて貰ったのですが、小人工房を見つけてくれた経緯は六角ナットの作品で、彼もまた六角ナットを眺め指輪を創るという発想から始まったそうです。




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我々を繋いでくれた六角ナットの指輪。

実はこっそりシグナットリング研究所というユニットを組んでおります。六角ナットからシグネットリングを創るからシグナット、造語ですね。今は小人工房が活動シーンとしてますが、熟成中です。うん、熟成中なんです🐧←

ほんで、僕が創るシグナットリングは以前、受注製作をしたことがありまして、数名のオーナー様が存在しています。その時の完成品はこちらに綴っております。
http://www.kobitokoubou.xyz/archives/cat_527350.html


ちなみに、kubusさんは現在も受注製作しております。彼の創るシグネットリング、そしてシグナットリングは、こちらからご覧くださいませ。
https://kubusofficial.com/category/blog/jewellery/

製作映像はこちら
https://youtu.be/zi2_8wnXFVA
六角ナットが指輪になっていく様子、見ていてワクワクしますよー🧐✨


んで、当時の我々が見つけた激アツな人が居りまして、ステンレスナットで指輪を創る、カワベマサヒロさんという方です。
https://www.kawabemasahiro.com/
勝手に載せちゃう、ナットリング繋がりで親近感わいちゃってますから。我々よりもずっと前から現在まで創り続けてる方です。なんと20年。もしかすると、知らないだけで、まだまだ日本に居るかもしれませんね。




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六角ナットを眺めていると、想像や創造を駆り立てられてしまう、一体なぜでしょう。やはり、六角形だからでしょうか。真鍮製だからでしょうか。うん、両方そうに違いない。


小人工房の始まりは、使い古された真鍮ナットとの出逢いでした。出逢った場所はスクラップと呼ばれ、溶かし再生されるのを待つ最終地点。あらゆる金属たちは、くすんで傷がついている。キラリとした光沢もない。

しかしですよ、くすんだ真鍮たちが光り輝いて見えたんです。この金属は… なんて美しい姿をしているんだ…と。両眼も心も奪われました。あの感覚を一目惚れと表現するのでしょう。

この出逢いは本当に強烈でした。10年間、僕の中で眠っていた彫金の扉を開き、あらゆる点を線で繋いでくれたのだから。今更ですが、古びた真鍮おそろしや。

眼前にどーんと姿を現され、心が気付いてしまいました、ついに時が来たようです。古びた金属、中でも真鍮かぁ。好きだったんだなぁ、知らなかったなぁ、教えてくれてありがとう。ところで 内なる思想を表現したいんだけど相棒になってくれませんか、僕にはあなたの力が必要です。



という感じで、小人と真鍮の物語が幕を開けたのでございます。

僕の場合は素材との出逢いが 古物や装身具ではなく、金属スクラップでした。しかも六角ナット。でも実は子ども時代からナットが身近にあり、理由は分からんけども気に入ってたので、常に鉄製のマイナットを持ってました。

数十年後、削って何かを生み出すとは思いもせず、道具箱から出したり入れたり、夜な夜な眺めたり。…夜な夜な眺めたり?やってること今と変わらんですね。あらゆる事は自身が気付いてないだけで、子ども時代に確定しているのかもしれません。




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これが小人のナット作品・第1号の王冠リング。

2日間、眠らずにぶっ通しで創りました。

テーマを決めたわけでなく、手が動くままに従い、完成したら王冠だったんです、なぜでしょう。ほんで、この姿になるまでには、なんか違うんだよなぁ、なんだべなぁ。ぐえーぐえーが凄かったんですけども、完成した背景にはファミリーの一撃があったんです。

この一撃をくれた人は、Dちゃん。小人が小人になる前から数々の奇行を繰り返してたんですけども、それを一緒に楽しみ真顔の遊びに付き合い続けてくれた人です。例えば流木を拾って来て炭をつくってた時がありまして、消防車が来やしないかと1人ビクビクしながら炭化実験をしてたんです。

夕方から火入れを始め、夜中まで続いた作業。ひたすら煙を眺め、小石で空気穴の調整をする、途中で蓋を開けてはいけないから。

地味な作業は好きなので何の苦も感じないですが、周囲から見たら奇行ですよね。また意味のわからんことやってるよ、あの人、みたいな。大いに自覚してました。まぁ、それでも構やしない、楽しいやワクワクの方が勝るから。

そんな奇行をニヤニヤしながら、この度は何の実験ですかと、隣に座り質問攻めしてくれるのがDちゃんだったのです。なので、僕の奇行を知り尽くした人ですね。



んで、ナットを削り始め、なんか違うんだよなぁ、ふぅ…🐧ってなってる時に会う機会がありまして、居た堪れず見てもらいました。見せられても困るよなぁと思いながらも。しかし、彼は静かにじぃーっと眺め、一撃を放ちます。




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なんだか、小人らしくないですね?







つづく🕵🏻‍♂️



やさしい世界のお話シリーズ
http://www.kobitokoubou.xyz/archives/cat_532220.html








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